これを書いているのが母の日という事で、いつも私が新卒者への会社説明会で話している事を少しだけシェアしたいと思います。
つい、70年前に日本は終戦を迎えました。神風特攻隊の聖地と言われる鹿児島の知覧に特攻平和祈念館があります。
私は4回ほど行っているのですが、そこでは10代・20代の若者の遺書が多数あります。
その中の遺書で、26歳の飛行機の操縦を教えていた教官が、自分の10代の教え子達が次から次へと飛んで行く様を見て、いたたまれなくなり、上官に自分も行かせてくれと何度も直訴したが、却下される。
行くのは皆、妻子の無い若者だけだからです。
その想いを自分の妻に伝えた所、妻は主人の決意を悟り、自分達が主人の重荷になってはいけないと、妻は産まれたばかりの子を自分と紐でしっかりとくくり、川に身を投げて死んでしまう。
その遺書では、「子供も私も笑顔で待ってます。お父さん早く来てと言ってますよ。」・・・と。
他の10代・20代の遺書もすべて「産んでくれて、育ててくれてありがとう。」という感謝しかありません。
そして「次に続く若者達よ。どうか豊かですばらしい国を築いて下さい。」とあります。
生きたくても生きられなかった人達の上に今の私達の命があります。
そして、こんなにも豊かな国になりました。先人に感謝します。
そして、何故か母に感謝の気持ちがあふれてもきます。
今こうして、妻、子供達、スタッフ皆様と出会えたのも、産んで育ててくれたからです。
お母さん、ありがとう。
まだまだ頑張ります!