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母の教え

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みなさん、こんにちは。
GWも終わり早くも6月に入りました。あっという間に梅雨に入りますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


さて、今回は私の母のことについてです。
母は、私が小さい頃はしつけに厳しかった記憶があります。特に、茶碗に盛られたご飯をひと粒も残さないようにと教えられ、当時は単に貧しかったという事もありますが、今でもそれは私の中で普通となっております。


私は中学もろくに行かず、15歳から鳶職として働き始め、17歳で家を出て暮らしていました。働いていたからといって真面目になった訳でもなく、悪い事ばかりをして生きていました。
私が22歳の時に長男の妊娠が分かり、それを期に人生を変えるため、生まれ育った宮城県石巻市を出て関東へ来たのが、この会社を企業したきっかけです。


様々な事を経験し、失敗と成功を繰り返していく中で、周りの人より上手だったり、負けず嫌いだったり、諦めなかったりと、少しではありますが仕事が出来ました。ふと、なぜ私はそのように想いが強いのか、ハングリーなのか考え、たどり着いたのが、幼少期の貧しかった経験だと気づきました。当時は本当に嫌で嫌で仕方なかったのに、今となってはその経験が私を強くしてくれています。


それから紆余曲折ありましたが、26歳の時にようやく母に「産んでくれて、育ててくれてありがとう」と伝えることが出来ました。


そんな母も認知症が進み、どんどん様々なことが分からなくなっています。その姿を見て、自由に体が動く今、一生懸命に生きなくてはと教えてくれます。産んでくれて、育ててくれて本当にありがとう。